それを云っちゃあ、お終いよ

いつも野田君の批判めいたことを書いています。野田首相に恨みがあるわけではありません。野田さんを批判するというより、他山の石として、野田さんのような真似をしちゃいけないよ、と自分に言い聞かすため、と書いた方が正確でしょうか。今朝の産経新聞コラムに曽野綾子さんが、政治家はこれこれに命を賭ける、というようなことを軽々しく言ってはいけない、とたしなめられていました。

 野田首相は、消費税に命を賭ける、言ったのですが、これを胡散臭いと思った方は大勢いらっしゃるわけで、私もそう思いましたし、曽野さんもそう思われたのです。

 日本の消費税というのは、いつも書くことですが、消費者が負担しているように見えて、実は事業者が負担し納付をしています。消費税の欺瞞はここにあるわけで、間接税とは言いながら、限りなく直接税に近いのです。

 野田さんは、国民の苦しみが分っていないのです。私のあるクライアントですが年間売上が16億円ほどで、固定資産税だけで年8千万円も収めています。ここに消費税、社会保険の負担、事業所税、それに法人税や地方税などが加わるのです。

 今は昔ですが、私がとても可愛かった、それこそ紅顔の美少年であった小学生の頃、池田隼人(隼人はたしか、この字)という首相がいらっしゃいました。フランスからはトランジスターのセールスマンと揶揄されましたが・・・・

 なぜこのような皮肉を言われたかと言うと、その頃の日本は官民挙げて、経済発展に邁進していたからです。

民主党政権下における鳩や菅そtれに野田首相は、日本経済に寄与するような、政策を一度として取ったことがあるのでしょうか。鳩に至っては、日本は日本人だけのものではない、といい、東シナ海を友愛の海にしようと言ったのです。この官民挙げての、経済政策はそれこそ日本のビジネスモデルであったわけです。

 これに関しては海外から,妬みを以って批判されました。

 しかし韓国やアメリカは、今、官民こぞってビジネスに邁進しています。

野田君も、消費税を上げるなどと言わずに、経済政策を根本から打ち立てるべきですね。その本質を考え抜けば、

結局、日本と日本人の歴史から考察して、民度を上げるというところに行きつくと思います。

 消費税に命を賭ける、と言って国民を騙せる、感激させることができる、と考えているなら浅はかです。

まあ、野田さんの支持率がじわり浮上しているようですから、我が同胞にも多くの野田さん並みがいるのでしょうか。