検証 尖閣漁船衝突事件

「中国と戦争する気か。このままではアジア太平洋協力会議(APEC)は開けなくなる。すぐに船長を帰せ」。米ニーヨークへの出発を控えた9月19日。船長の即時釈放を要求する中国の強硬姿勢に、管は冷静を失い、周囲に怒声を浴びせた。
 「首相は一体どうしたのだろう」。
取り乱した管の姿勢に、官邸スタッフは頭を抱えた。
釈放を迫られた法務省幹部は官邸に泣きついた。「釈放理由に『外交関係に配慮した』という趣旨を入れさせて欲しい。それがなければ検察として末代までの恥だ」。
官邸はこれを容認した。この間、日本外務省は蚊帳の外であった。
以上が、平成22年12月30日に日日新聞二面に掲載された記事の抜粋です。
菅首相の問題点は次のとおりです。
1臆病であること、子供時代を通じて腕力を使った喧嘩はしたことがないと思われる。
2この問題に関して自らの指示を部下(検察)の意志に摩り替えたこと。これでは人心の収攬ができないし、また着いていく部下もいないであろうこと。
3まったく日本を護る気概がないこと。その場その場の対応となっており、これでは鳩山前首相と変わらないこと。
4管首相は、自衛隊の最高指揮者であることを知らなくて、そのことを堂々と開陳したのであるから、恥というものを知らないのである。この辺も沖縄の基地の重要性を知らなかった鳩山氏とよく似ている。

こういう首相が出てくるのは、民主主義の欠陥でもある。

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