相続税の事績

国税庁発表の21年度相続税事績

統計の期間(21年1月~21年12月)

死亡者数(被相続人)1、141,865人
相続税が課された人 46,431人
課税割合 4%
課税価格の合計額  10兆7千億円
1人当たりの課税価格 2億1千万円 
税額合計 1兆1千億円
1人当たり税額 2千500万円

※上記の統計は、課税価格であって被相続人の遺産総額ではありません。
 仮に平均の相続人が3人であると推定しますと、1人当たり遺産総額は2億1千万円に8千万円を加算して約3億円となります。

100人中相続税を納めなければならない、死亡者は4人ですから、94人は、相続財産が8千万円以下、ということです。
 また遺産総額に対する相続税額は8%ということになります。
 このように見ますと、相続税は決して高い税額ではありません。
ただ以上は平均ですから、遺産が10億円もあれば、非課税枠が8千万得としても、税額は1.5億円から3億円近くなることもあります。
 同じ10億円であっても税額に差が出るのは、相続税の税率構造が超過累進税率になっていることと、配偶者の有無などが関係してくることによるります。

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