工場見学19,7,13(金)

本日マエストロの会主催でダイハツの工場を見学する機会に恵まれた。
工場のなかは、合理化が行き届いている。従業員さんは寡黙なまま、ラインに流れてくる生産途中の自動車をマニュアルに従って、せわしく部品の取り付けに動き回っている。
工場には二つの時計がある。一つは通常の時間を表す時計。もう一つは本日の生産が開始してから何らかのトラブルで生産が中止した時間の累計を表す時計である。
またその二つの時計の横には電光板で本日の生産目標数、私らが工場見学に入った時間は午後の3時過ぎであったが、その時間帯までに出来あがっていなければならない標準生産台数、実際の生産台数とその標準生産台数に対する進捗率が示されている。
 本日の生産台数がその生産目標数に達しない場合には、残業の対象になるとのことであった。
 ひととおりの見学のあと、副社長を交えての質疑応答の時間を設けて頂いていた。
車輌の販売価額は殆ど上っておらず、昨今の資材の値上がりを吸収するのが大変とのこと。また自動車のパーツは約70%が外注であり、外注先は単なる下請けではなくパートナーであるとおっしゃっていたのが印象的であった。素材の材質の指定、部品の企画においては外注先との緊密な関係を構築しておかねばならないということである。
 一時系列が問題とされたこともあったが、自動車に関してはその系列がしっかりしていなければならないようである。
ソニーのホームページを見ると、サプライヤーの基準が示されている。ソニーはその要件を満たさない下請けには注文は出さないということである。世界の潮流はこちらであろうから、これからの下請けはその経営リスクを管理する上で、この潮流を十分に意識して対処する必要がある。同時に特定の企業とは蜜に付き合える関係も構築しなければならない。
 その質疑応答のなかで、ニッサンの話が同じ見学者のなかから出た。ニッサンは全部ではないにしろ部品の調達に苦労しているらしい。これまでのゴーン改革を観察すれば、やはりと思わざるを得ない。
 なおダイハツは、歴史の展示室を作っている。創業期から今年が100年になるのを記念して、最近完成させたそうだ。近未来の水素自動車の模型も実際に走らせて頂いた。これは社会や地域への貢献、小学生にものづくりの楽しさを知ってもらうということでもあるらしい。実際、先生に引率された小学生の見学者にも出くわした。
 工場を見せていただき、副社長の話も聞け、歴史展示室ではこのメーカーを引退された元社員さんが、話をしてくださる。親近感と愛着が湧くのである。
 見学者の小学生の中から将来、ダイハツの車を買い、あるいはこのメーカーへの就職希望者も出るであろう。ダイハツは将来に向かって発展するであろう。

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