徴候明察

イージス艦が漁船を割った。マスコミには絶好のニュースを提供したようである。防衛省が煮え切らないのは、正しい公表がイージス艦、自衛隊の指揮命令系統など、国防上の機密を世界に向けて発信することの危険を侵すことはできないということであろう。
 それにしても、亡くなったのは気の毒ではあるが、間抜けなのは沈没した清徳丸である。公海上における船舶のルールがどうなっているかいうことはさて措き、一緒にいた幸運丸や金平丸は、衝突を事前に回避した。相互の無線連絡だってあっただろう。
清徳丸の進路を図で確認すると、舵を一直線にあたごに向けているように見える。人ごみ歩いていて、他人とぶつかるのは、双方の気が抜けているからで、どちらかが気を張っていればぶつかることはまずない。同じことである。
 しかし、清徳丸が自らの意志であたごに向けて舵を切ったとなると、話は違ってくる。清徳丸船長の財産状況、人間関係を洗えば別のものが見えてくるかも知れない。海上自衛隊の潜水艦なだしおが事故を起こしたときも、マスコミはいっせいに自衛隊となだしおを非難した。しかし平成4年12月10日、横浜地裁は双方に過失を認める判決を出している。

 中国ぎょうざの問題は、発生してみるとやっぱりそうかというようなところがある。やはりそうかということであれば、大騒ぎするようなことでもあるまい。問題は我が国の対処の仕方である。JTの職員が天洋食品に赴き、工場の状況を見て、その現場からの報告として衛生上の問題はないと言った。年齢から見て、まだ自らが判断するだけの裁量は備えてはおるまい。しかも1人のこのこと出向いている。察するに会社(JT)側から言い含められての発言である。
 中国側を利するだけの、この発言を聞いたとき、日本政府は中国と手打ちをする気だと思った。JT株の50%を握っているのは財務大臣だ。警察も保健所も、おいそれとは手が出せまい。
 BSE問題や、赤福等いくつかの消費期限問題では、だれも病気や中毒にはなっていないのに、輸入禁止、出荷禁止の措置がとられた。ぎょうざの問題に関して、国もマスコミもあまり中国を非難しない。
 このままだとそのうち日本は、毒のない美味しいぎょうざとして中国に食われるであろう。

 A国大統領選挙の前段階としての民主党候補指名争いが、日本のマスコミを賑わしている。このフィーバーを前にして共和党は静かである。民主党に人気があるのはKという女性候補と、Oという黒人がでてきたことによる意外性の負うところが多いように思う。
そして民主党に人気が集まるもう一つの理由は、この政党は日本におけるかっての社会党のような性格があるからであろう。共和党は日本で謂えば保守本流の自民党といったところか。
ところで、Oは暗殺されるのではないかとの噂が流れている。
もしOが暗殺されるとして、問題は誰がOを暗殺するのかということだ。想像するに、それは共和党である。民主党の指名争いが最終を迎えたあたりで、Kが仕掛けたと見せかけて、共和党がOを暗殺するのである。
 これで民主党が自滅すれば、共和党は労せずして次の政権を担うことになる。
そもそもA国は、民主国家ではない。前回の大統領選挙では、およそ1月ほどであったと思うが、投票箱が行方不明になり、うやむやのうちに共和党のBが当選した。
A国には、次回も共和党が政権を担わなければならない理由がある。それは世界が食糧や環境、人口増加、地域紛争などの問題を抱えており、武断的政治でなければ、治まらない兆しが見えるからである。
ただ、Oが暗殺されるようなことがあれば、A国でも内乱の兆しが出てくるかも知れない。いまやA国も白人以外が多く、しかもそれらの人々は底辺で生きている。

以上「徴候明察」としましたが、予測というのは大抵「想念遊び」に終わることが多いものです。このような文書を書くと、私の人相が更に悪くなるのではないかと、気に懸ります。