国の借金
資産
金融資産 480
社会保障基金 230
内外投融資 160
外貨準備 90
合計 960
借金
国債と財投 587
政府短期証券 87
政府保証債務 58
純債務 228
合計 960
以上はVoice3月号、菊池英博氏の検証である。
純債務はおよそ250兆円であるから、国民総生産(GDP)に〆る純債務割合は
50%で欧米並みだそうである。
従って増税路線は間違いであって、公共投資を大幅に増やせというのが、氏の主張です。
小泉内閣の失敗
(1)4年連続緊縮財政で税収が激減、1986年並の経済規模に落ち込んだ。
(2)金融行政が不必要な不良債権処理を強行して、信用収縮を引き起こした。
(3)この間名目GDPはマイナス2%、国民は必死で貯蓄を取り崩している。
貯蓄率は9.8%から6.1%(2002年末)
経済規模を拡大すれば、所得は倍増し、すべてが解決できる。
私の感想
本当にこのとおりだろうと思います。今暫く辛抱すれば、国の政策は必ず変わる。
あとは小泉氏の退陣を待つのみ。
なお、この文は先に紹介しました『借金』と併せてお読み下さい。
識者であっても事実の認識が違えば判断もまた大幅に変わるという好例です。